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まちのイベントでの活用事例

静岡おまちバルでの「お店混雑状況モニター」

〜静岡おまちバル実行委員会の松下さんのお話〜

静岡おまちバルは、静岡市の地域振興を目的とした飲み歩き・食べ歩きイベントです。
マップと回数券を片手に、仲間や家族とワイワイと静岡市の街を楽しめます。
2012年2月に初開催してから、これまで6回開催されており、静岡市に根付いたイベントとなっています。毎回数千人の方が参加される、全国でも規模の大きいまちバルイベントです。
静岡おまちバルは、ITを活用した新しい取り組みにも積極的です。第6回から123MAPSを利用した、お店混雑状況モニターのサービスを開始しました。

静岡おまちバル実行委員会の松下さんに、お話を伺いました。

戸越銀座商店街

おまちバル実行委員会
の松下さん

戸越銀座商店街

おまちバル当日の
混み具合モニター

  • 人気店には長蛇の列
     

    どのまちバルでも同じだと思いますが、まちバル参加者は人気店に集中し、長蛇の列ができます。反面、同じ時に待たずに入れるお店も存在します。

    長蛇の列は、参加者にとっては不満となります。席に余裕のあるお店は、商売の機会を逃していることとなります。

    まちバルの継続的な開催とその成功のためには、参加者とお店双方の満足度を高めることが重要になります。

    私が参加者の回遊性を高める施策を考えていたところ、見つけたのが123MAPSでした。
    スマホのマップ上に複数のお店を表示でき、そのお店の混雑状況をピンの色で表現できる機能がまさにぴったりでした。

  • 123MAPSを利用した
    「混み具合モニター」のサービス開始

    おまちバルの要望をいくつか対応いただき、2014年5月に開催した第6回おまちバルでテスト的に利用しました。

    予め配布物に混雑モニターのURLを示すQRコードが印刷して告知しておきました。
    おまちバル当日は、次のように運営しました。学生や社会人のおまちバルスタッフが、街を回遊し混雑状況をLINEで運営本部スタッフに連絡します。

    運営本部スタッフは、その情報を参加店リスト(Googleスプレッドシート)に登録します。123MAPSを利用した混み具合モニターは、タイムリーに更新される参加店リスト内の混雑状況を、マップ上の店舗のピンの色に表現します。

  • 効果と今後の展開
     

    おまちバルにおいて、イベント参加者にアンケートにご協力いただいています。
    その結果からも、混み具合モニターは、とても便利だったと思っています。夜になると紙のマップは見づらくなることもあり、混み具合モニターを使って、お店の場所を確認した方も多くいました。
    また、狙いとしていた、混雑状況の平準化にも貢献してくれたと思っています。下図はのように、前回と比較して人気店のチケット消化数が若干少なくなり、平準化していることがわかります。

    店舗でチケット消化数(参加者の来店数)と該当する店舗数を、おまちバルの第5回と6回で比較。120〜200枚の消化数のゾーンが、混み具合モニターを利用した第6回のほうが増えている。混み具合ミニターの情報を参考に、自らすぐに入れる店舗に移動した参加者が存在することが類推できる。

    参加者は混み具合モニターを利用して、自ら状況を判断し、待たずに入れるお店に移動した方もいたと類推できます。

    第7回おまちバルは2014年11月8日に開催されます。混み具合モニターは正式サービスとして参加者に提供していくとともに、第6回おまちバルでの経験を123MAPSに仕様追加してもらい、より使いやすいサービスにしていきたいです。
    http://omachibar.com